現役の大学教授でありながら、Panasonicの技術アドバイザーを務める谷口氏の視点
2017年度、Panasonicでは産学官連携の高度化を実現させるべくアカデミックと産業界の壁を越えた人材交流を推進すべくクロスアポイントメント制度(*)を導入し、立命館大学情報理工学部の谷口忠大教授が全国で初めて民間企業へ参画した。
大学に在籍したまま、パナソニックのビジネスイノベーション本部に客員総括主幹技師に就任。
現在、成長と注目が目覚しい人工知能(AI)・ロボティクス分野において、谷口氏が新規技術に関する知識提供を行うとともに、同分野における新規事業の創出にむけた技術戦略の策定に協力している。
アカデミックの研究者、民間企業の研究者の2つの顔を持つ谷口氏に、なぜパナソニックにとってAIはチャレンジングな取り組みになるのか、Panasonicだからこそできるイノベーションの可能性について話を聞いた。
* クロスアポイントメント制度:他大学、公的研究機関、企業等の他機関との組織間の取り決めに基づき、大学教員が大学内で従事する教育、研究、社会貢献等その他の業務のうち、研究に関する一部業務を他機関での研究活動に充て、大学と他機関の双方で研究活動を行う在籍出向型の制度